みなさま、こんにちは。
チェックな診断士の柴田です。
本日は、前回の続きで
持続化補助金の“様式3”の書き方について
書いていきます。
前回、前々回の内容でも再三にわたり書いていますが
様式3の「2.販路開拓等の取組内容」も配点が高い部分となりますので
丁寧に書いていきたいと思います。
まず
「2.販路開拓等の取組内容」は、今後の事業計画(様式2)の中での
販路開拓についての記載となります。
また前回、様式2の「4.経営方針・目標と今後のブラン」には
「4.経営方針・目標と今後のブラン」と「2.販路開拓等の取組内容」を接続させるために
「2.販路開拓等の取組内容」の課題を設定してくださいと書きました。
ですので
様式2の「4.経営方針・目標と今後のブラン」の課題は、
販路開拓に関する課題の設定となります!
それでは
「2.販路開拓等の取組内容」を書くポイントですが
この項目に書く内容は、
販路開拓の取組内容ですので、
視点として例えば次のようなものが考えられます。
①販路開拓の取組について
②特徴(創意工夫)
③ITの活用
④実施スケジュール
⑤費用
①販路開拓の取組について
では、
・誰に(様式2の「企業概要」で設定した新規の顧客層)
・何を(提供価値)
・どのように(強みを活かした提供方法)
・価格(販売価格の設定金額)
・売る場所(どこで販売するか)
・プロモーション活動(どういったアプローチで消費者と接点を持つか)
・販売予測(日次、月次での販売見込み人数の設定)
といった要素を踏まえて書いてください。
なお実施する内容(販路開拓の取組)によっては、
上述した全ての要素を
うまく入れることが難しい場合があるかと思いますので
無理に入れる必要はないです。
しかしここの販路開拓の取組内容については、
何を具体的にどのように行うか?を見てきますので
丁寧に説明をするとなると上述した要素は
必然的に入ってくると思います。
続いて
②特徴(創意工夫)と③ITの活用
では、
審査の観点のところで、
「♢補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか」
「♢補助事業計画には、ITを有効に活用する取り組みが見られるか」と
今回の販路開拓の取組で創意工夫やITの活用が見られますと加点が付くので、
是非ともアピールして欲しいところです。
なおここの内容は、いちいち分けずに
①の販路開拓の取組についての中で書いても結構です。
次に
④実施スケジュール
⑤費用
では、
まず
④実施スケジュールは、
今年中に終わる内容で販路開拓のスケジュールを立ててください。
その際にはガントチャートなどで作成されると分かりやすいと思います。
次に
⑤費用ですが、
今回の販路開拓で支払う経費が
・何で
・いくらか
を書いてください。
その際に見積書を別添資料として用意されると
審査の観点での
④積算の透明・適切性
「♢事業者の計上・積算が正確・明確で、事業実施に必要なものとなっているか」
の加点が付くと思います。
続いて
「4.補助事業の効果」
ですが、
この項目に書く内容は、
上述した「2.販路開拓等の取組内容」を実施することで
得られる効果の内容となります。
視点として例えば次のようなものが考えられます。
①直接的な効果
②社会的な効果
①直接的な効果としては、
例えば、
・リピート率の向上
・口コミ効果による新規顧客の獲得
・差別化が促させる
・具体的な売上の金額(100万円)割合(5%増加)
など
②社会的な効果としては、
例えば
・コミュニティ機能を持たせる
・地域のモデル店化(モデル事業化)
・地域活性化
・買物難民の救済
・雇用創出
など
このような内容を盛り込んで、書いてみてください。
またこの他にも
公募要領のP37に書かれているように
投資(補助事業経費)の回収時期 を明示されると良いかもしれません。
以上が
様式3の書く内容となります。
皆さんの中には文章を書くのが苦手という方もいらっしゃるかと思いますが
審査については
別に文章の書き方が上手い下手は、
あまり関係ないと言われていますので
そこの部分は気にせずに
書かれる内容を出来るだけ具体的に、
かつ業界用語などは使用せず
一般的な表現で書かれると良いと思います。
またどうしても書けない場合は
皆さんの管轄の商工会や商工会議所の職員さんも
手伝ってくださると思いますので
遠慮せずに相談をしてみてください!
それでは
皆さん申請書作成、頑張ってください
(o^∇^o)ノ
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