みなさまこんにちは。
いやー本当に気を抜くと、日記の更新が滞る、滞る。(゚ー゚;A
今月ももう24日で最終週ですね。
表題の通り、今日は久しぶりに診断士らしいことを書こうと思ってます。
私が思う平成27年度の使い勝手のよい補助金は、
小規模事業者向け のものと 省エネルギー関連 のものでして、
今回は小規模事業者向けのものについて書いて行きたいと思います。
小規模事業者向けの補助金としては、
前回も相当の申し込みがあったと言われている
「小規模規事業者支援パッケージ事業(小規模事業者持続化補助金)」です。
前回の採択件数は、
1次、2次合わせて 全国で13,327件 です。
申請件数が公表されていませんので、採択率がどれくらいなのか分かりませんが、
商工会議所と商工会の予算の割合は、いろいろな方々のお話によりますと
商工会議所3割 商工会7割 だそうです。
なので商工会の方が、圧倒的に有利なんです! ヾ(。`Д´。)ノひどいなりー
それならば商工会からエントリーすればいいじゃんか!と思われる方もいるかと思いますが、
しかし応募は、みなさまの事業所の管轄にある商工会議所・商工会にしか申請できませんので、
商工会議所の管轄の事業者の方は、頑張って申請書を作成してください!
またこの補助金は、
商工会議所・商工会と一体になって補助事業の計画書などを策定する必要がありますが、商工会議所・商工会の会員の方でなくても利用することは出来ます のでご安心を!
しかし会員でない方は、この機会に是非とも会員になって頂ければと私個人的には思っています。
(商工会議所・商工会は、いろいろなシーンで事業者の方の話を親身になって聞いてくれますからね!)
それでは本題に入りますが、
なぜこの補助金、使い勝手が良いかといいますと、
例えば、
- 販促用のチラシやポスター、営業用のパンフレットの作成、配布
- お店の什器購入や看板新設、洋式トイレへの改修といった店舗改装
- 展示会への出展や販路開拓のための活動
- 新商品の開発や既存商品のパッケージの改良
などが、この補助金事業の費用対象になります。
もっと具体的に見てみますと
前回、交付決定をもらった事業内容の一部ですが、このような感じになっています。
■販売促進■
- 販路拡大に直結する販売促進資料の作成
- 「夏の金魚祭」 金魚先着100名様プレゼント
- 包装の改良ならびに販促用ポスターの作成・配布
- カフェ・喫茶ショー2014(6月18~20日)出店と販促チラシの作製
- 美容室ennにおける100%天然ヘナカラー.の普及促進事業
チラシやポスターなどは、多くの事業者の方が使えますね。
また営業用のパンフレットもOKみたいです。
■店舗改装■
- 和式トイレの洋式化による顧客満足度の向上
- 店舗内のテーブル席ならびに座敷席の個室化
- 新規顧客獲得のための店舗看板の設置
- 外壁工事、屋根工事及び内装改装工事
外壁、内装、洋式トイレ化など様々な形で店舗の改装が出来そうです。
また看板設置もOK!
■店内設備更新■
- 店名ロゴ入大円柱及び取扱品目拡大に伴う什器設置
- 店舗内設備老朽化に伴う設備更新事業
店内にある什器の更新も出来るので、これは嬉しい。
■商品・サービスの開発■
- 「着ぐるみ出張サービス」の開始
- ゆるキャラを活用した商品包装パッケージのデザイン開発
- 自社オリジナル羽球商品の開発と営業パンフレットの作成
- 車両改良並びに販促広告の実施(タクシー会社)
- 洋菓子風ワッフルケーキたい焼きの出張販売。(旧軽井沢)
商品包装パッケージのデザインの開発は、既存商品の見栄えを変えたい!と思っている方は、是非利用してみてください。
また個人でタクシー業を行っている方は、車両の改良費もOKのようなので、おもいっきりデコったタクシーなんか面白いと思います。
■イベント実施■
- 「本店開業60周年感謝祭」
- 立川野菜&名品マルシェ
- 音楽普及と楽器人口の定着を図る販促イベントの実施
感謝祭などのイベントなんかは、どこの事業者の方も使えそうですね。
■HP開設・改修■
- ホームページの製作 ネット予約・販売システムの構築
- 海外向け商品の多言語化
現在HPを持っていない事業者の方や、
現在ご自分でワードプレスなどでご自身のHPを作っている方などは、
是非この機会に専門業者に頼んで、デラックスにしてみませんか?
■機械設置と店内清掃■
泰三厨房ダクトクリーン設置及び店舗内の清掃(やきとり屋)
店内清掃なんかもその事業者の特性によって出来てしまうんですね!
■展示会出展■
新製品「仕事関数測定装置」の展示会出展
今年ドコの展示会へ出展をお考えの方には、絶対に申請した方がいいと思います。
■海外展開活動■
和紙折紙での欧州市場開拓
海外向けのプロモーション費用も入るみたいです!
というように、どうです!
凄く利用しやすいと思いませんか?
多くの事業者の方が、利用できる補助金だと思います。
それでは、実際にどれだけの補助が受けられるかといいますと
前回の公募要領には、
販路開拓に取り組む費用の3分の2以内の補助が受けられ、
上限額は50万円。
と書かれています。
ここでの留意点は、この補助金の対象となる経費は、「販路開拓に取り組む費用」でなければならないということです。
しかし実際にはこれが販路開拓に繋がるのか?とうような事業も交付されていますので、もの凄く広義の意味で捉えて良いと思います。
例えば、上記の前回の交付決定の内容のもので
- 和式から洋式トイレにする。
- 店内の什器を更新する。
- 外壁、内装工事
- 厨房ダクトクリーン設置及び店舗内の清掃
これらの施策が販路開拓に繋がるのか?と私的には、結構強引な解釈だと思っています。
しかしこれらの事業は、採択をもらっていますので、
申請書の書き方でなんとかなる ということですね。
ちなみに
費用の3分の2以内の補助が受けられ、上限額は50万円。
の意味がちょっとよく分からないという方のために、もう少し丁寧に書きますと
例えば、
販路開拓をするため、自社のPR用のパンフレットを作成するとします。
その費用に
①90万円かかった。
②75万円かかった。
③50万円かかった。
とします。
①のケースは、
90万円×2/3=60万円
しかし上限が50万なので、三分の一の費用と上限額を超えた分の10万円は、自己負担です。
②のケースは、
75万円×2/3=50万円
上限額ぴったりなので、三分の一の費用だけが自己負担です。
③のケースは、
50万円×2/3=33.3万円
上限額の50万円を超えていないので、三分の一の費用だけが自己負担です。
というように補助金の満額を受けたい場合は、75万円以上(①、②のケース)ということになります。
また留意点として補助金の経費には、 消費税は含まれない ので、
実際に満額の補助金を受けたい場合は、
75万+消費税分(81万円) ということになります。
※ 課税事業者に該当しない事業者 (課税売上高が1,000万円以下の事業者)は、消費税も経費扱いにしちゃってOKです。
また今回から
雇用対策、買物弱者対策の事業ならば “100万円”
複数の事業者が連携した共同事業ならば “500万円”
といった申請方法も追加されました。
次ぎにこの 補助金の補助対象者 ですが、
小規模事業持続化補助金というぐらいですから
補助対象者は、小規模事業者ということになります。
でもって小規模事業者とは、
商工会および商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律、第二条の
製造業その他の業種に属する事業を主たる事業として営む商工業者(会社および個人事業主)であり、常時使用する従業員の数が20人以下(卸売業、小売業、サービス業(宿泊業・娯楽業は除く)に属する事業を主たる事業として営む者については5人以下)の事業者であること。
と一応、小規模事業者のちゃんとした定義を書きましたが
んーこれだとはっきり言って分かり難いですよね。(゚ー゚;A
よーはこう言うことです。
ちなみにここで言っている従業員の数は、単純に雇用している人数ではありません。
例えば、
従業員の数には、
個人事業主本人 や 会社役員 は、含まれません。
※ただし会社役員は、その事業で通常な従業員と同じ仕事をしていないが条件
またパート従業員も 常用使用ではない従業員 の数も含まれません。
ここで言う常用使用とは、
- 二ヶ月とか三ヶ月とか期間を定めている雇用者
- 所定労働時間がその事業で雇用される通常の従業員よりも短い時間で働いている者
など
取りあえず補助対象者について書きましたが、
実際、この小規模事業の表を見ても、ウチはこの表のドコに入るのか分からない。
もしくは、従業員の数を満たしているのか?など
困っている事業者の方は、
最寄の商工会・商工会議所、もしくは、この補助金事業の事務局(この日記の最後に書いてあります)に相談してみてください。
またこの従業員の数を満たしていても
- 中小企業等共同組合
- 医療法人
- 宗教法人
- NPO法人
- 任意団体 など
の方たちは、 対象者外 となります。
さらに申請時点で開業届を提出している事業者は補助対象者となりますが、
申請時点で事業を行っていない創業予定者は対象者外 となります。
ちなみに個人事業主であれば、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出すれば直ぐに開業できちゃいます。(*´∇`*)
とまぁ今回は、小規模事業者向けの補助金について書いてきましたが、
上記でもあるように、前回の採択件数は、13,327件です。
そして今回は、
そのやく2.3倍の 30,000事業者に対しての予算が組まれています ので、
1次、2次とおそらく今回も二回チャンスがあると思いますので、是非みなさんもチャレンジして見てください!(o^∇^o)ノ
※小規模事業者持続化補助金の 申請書作成のポイントと書き方についてのページ を作りましたので
申請書をどう書いていいか分からない方は、参考にして見てください!
小規模事業者持続化補助金 申請書作成のポイントと書き方の説明をしちゃいます! その1
2015年2月24日(火)現在、まだ公募情報はないです。
経済産業省 公募情報
http://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo.html
事務局:中小企業庁 小規模企業振興課 03-3501-2036
「小規模企業者支援パッケージ事業」についてお聞きしたいのですが…という感じで質問して見てください。
2月27日(金)に公募情報が、日本商工会議所より公開され申請の受付が開始されました!
【応募スケジュール】
<第1次受付>
- 申請書類締切日
日本商工会議所(補助金事務局)への申請書類一式の送付
平成27年3月27日(金)[締切日当日消印有効] - 採択結果公表日
4月30日(木)予定 - 実施期限
交付決定通知受領後から
10月31日(土) まで
<第2次受付>
- 申請書類締切日
日本商工会議所(補助金事務局)への申請書類一式の送付
平成27年5月27日(水)[締切日当日消印有効] - 採択結果公表日
6月30日(火)予定 - 実施期限
交付決定通知受領後から
11月30日(月)まで
日本商工会議所
平成26年度補正(平成27年)実施 小規模事業者持続化補助金
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