昨日に引き続き、本日も経済波及効果について書いていきます。

本日は、昨日、何気に書き忘れてしまった経済波及効果ってそもそも何?と言うところから始まって
産業連関表の説明までできればと考えています。

それでは、まず経済波及効果とは、そもそも何?と言う話ですが、

経済波及効果とは、スポーツやイベントなどある事象が起こることで、
その国や地域に良い影響をどれくらい経済的に与えたかを貨幣価値で表現したものです。
まぁ早い話が、何かをやったら経済的な影響があるわけで、その全部の影響っていくらになるの?ってことです。

その影響ってドコまであるの?と言うことですが、
まず、その事象となるものの範囲を特定させます。
例えば、
2020年東京オリンピックの経済波及効果ならば
期間:オリンピック開催期間中
場所:日本

2014年福岡ソフトバンクホークスのクライマックスシリーズの福岡県内の経済波及効果ならば
期間:クライマックスシリーズ開催期間中
場所:福岡県

2014年与一まつりの経済波及効果ならば
期間:8月1日、2日
場所:栃木県大田原市

と言う具合に最後はおもいっきりローカルネタになっていますが、
「期間」と「場所」の範囲を特定させてから、経済波及効果を試算していきます。

次ぎに経済波及効果を試算するにあたり、その流れとなる考え方をご説明します。

例えば、
パソコン一台を生産しときの経済波及効果は?と言った場合
まずパソコン一台を生産するためには、CPU、メモリー、ハードディスク、ケース、DVDドライブなど、
さまざまな部品の生産が必要となります。
そのさまざまな部品を生産するのにもアルミやシリコン、プラスチックといった多種多様な原材料も生産しなければなりません。
また生産をしていると言うことは、その生産者の人たちに給料が入りますので、その給料によって消費が促され、その消費される製品も生産されます。
このようにパソコン一台を生産するにしても、水面に投げ込まれた石が波紋を起こすかのように次から次へと生産が波及して行くので、経済波及効果と言う訳です。

この経済波及効果は、「直接効果」と「間接効果」の2つに分類され、間接効果はさらに「一次波及効果」、「二次波及効果」に分類されます。
これらの効果は、直接効果から一次波及効果へ誘発し、さらに 二次波及効果の順で波及されて行きます。

 

経済効果図

①直接効果
直接効果とは、新たに発生した消費や投資(上記の例ではパソコン)といった需要増加額のうち地域外に流出しないで、その地域内の各産業部門に誘発された生産額を言います。

②一次波及効果(一次間接効果)
一次波及効果とは、直接効果に伴う原材料などの購入(上記の例ではCPUやメモリーなど)によって誘発される生産額を言います。

③二次波及効果(二次間接効果)
二次波及効果とは、直接効果と一次波及効果を通じて発生した雇用者所得のうち消費にまわされた民間消費支出の増加によって誘発された生産額を言います。

④総合効果
直接効果+一次波及効果+二次波及効果における生産額の増加分の合計額が、総合効果である経済波及効果となります。

ここまでの話が、経済波及効果を試算するにあたっての流れとなる考え方です。
それでは試算方法となりますが、現在、経済波及効果を試算する方法は、いくつかの手法によって推計されています。
その中で最も多く取り入れられている方法が「産業連関表」という国や各地方自治体が作成・公開している統計表を用いて推計する方法です 。

産業連関表とは、昨日も少し説明しましたが、
財・サービスが各産業部門間でどのように生産され、販売されたかについてを一覧表にとりまとめたものです。

実際にどう言うものをか見たい方は、総務省のこちらのページからダウンロードが出来ます。
平成17年(2005年)産業連関表(確報)

ほとんどの方が見たけど、「よく分からなーい」と思われると思いますが、
それで良いのです!簡単に分かって貰っては、私の専門性がひとつ消えてしまいますので(´0ノ`*)オーホッホ!!

それでは、産業連関表の説明に入らさせていただこうと思ったのですが、本日はここまでにして置きます。
なぜなら上記の経済波及効果の流れの図を作成するのに、実はめちゃくちゃ時間が掛かっているのです…orz
なので本日はこれで電池切れでゴンス…

次回は、産業連関表の説明と経済波及効果の導出方法まで行きたいと思います。
それでは、次回も楽しみにしてくださいねー(*´∇`*)ノ

上記の説明の解説動画です(ダイジェスト版)。